A River Runs Through It

1992年に公開されたA River Runs Through Itを紹介します。この映画は、ノーマン・マクリーンの小説「マクリーンの川」を映画化。主演はブラッド・ピット、クレイグ・シェイファー。

舞台となったモンタナ州の雄大な自然とフライフィッシングの美しい描写に定評がある作品であり、第65回アカデミー賞では撮影賞を受賞。日本においても高い評価を獲得し主演のブラッド・ピットは若手俳優としての地位を確立しました。

モンタナ州はアメリカの北西部の州で、北部がカナダ、南部がワイオミング州と接しています。モンタナはアメリカ国内において4番目に面積が大きい州で、自然が豊かなところです。州西部はロッキーマウンテンの山岳部に位置し、州の東側の低地はレインシャドウと呼ばれる、降水率がきわめて少ない乾燥した草原地域が広がっています。

太平洋側からの湿った空気がロッキー山脈を超える時に露点に達し、山頂付近で降雨又は降雪、その為に山脈の東側ではフェーン現象が発生します。西部の山岳部を通り抜けると、何十キロ先も用意に見渡せる真っ直ぐなフリーウェイが見渡す限りの草原中でノースダコタへと真っ直ぐに続いています。ナショナルパークとロッキー山脈のイメージがおそらく日本人の間で一番定着をしている州のイメージかと思いますが、それは広大な州内でも西部に限られます。

映画のストーリーは、1910年~1920年代のアメリカ合衆国モンタナ州ミズーラ。スコットランド出身の厳格な牧師の父、真面目で秀才の兄、陽気で才能に恵まれながら自分の生きる道を見いだせない弟。三者に共通する事は、幼い頃から父に教わってきたフライフィッシングでした。兄はやがて大学の講師の職を得、シカゴへと旅だって行きます。弟は地元の街で新聞記者の職を得るものの、破天荒な人生を生きています。

しかし、フライフィッシングを極め、釣りの師である父もその才能が非凡である事を知ります。しかしギャンブルにのめり込み、やがては殺されてしまいます。兄は教職をリタイアした後に地元に戻ってきて、かつて父や弟と親しんだフライフィッシングを続けます。人々の人生は様々で、楽しい事・悲しい事・苦しい事はありますが、そんな時の流れのなかで、川は変わらぬ姿で流れ続けるという物語です。

アメリカの広大な大地には大都市よりもローカルな田舎が似合います。

a river runs through it「それでも川は流れている」。

この意味は、きっと、つらいことがあったとき、悲しいことがあったとき、いつも川はそばにいて、川は自分や、周りの人にどんなことがあっても流れるということを伝えているのかもしれません。



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